秋風に揺れるベランダで、次ぎなる季節の夢を育てる
今年の夏は、本当に厳しい暑さだった。
ベランダの植物たちにとっても試練の季節で、中にはその酷暑に耐えきれず、枯れてしまったものもある。
それでも、ようやく届いた爽やかな秋の気配に誘われるようにして、今日もベランダに出て土仕事に精を出す。
この秋の庭仕事は、今日で3回目。
今日植え替えたのは、これからのベランダを豊かに彩ってくれる、どれも大きく育つたくましい3つの植物たち。
まずは、鉢の中で根がパンパンに張っていたアメジストセージ。
窮屈そうだった根を優しくほぐし、一回り大きな鉢へと引っ越し。
角を曲がるように細長い葉をのばすパンパスグラス。来年、この手で育てた穂を使ってワークショップを開くという、ささやかな夢を願いながらの作業。
最後に、我が家に新しく仲間入りした5つ目のローズマリー。
大好きな「立性(立ち性)」をこの夏に枯らしてしまい、今回は切実な再チャレンジでもある。
暮らしのあらゆる場面に寄り添ってくれる、大好きなローズマリー。
お料理やお茶、お風呂、さらには自家製の美容液や化粧水まで、我が家には欠かせない存在。これからの季節は、秋のハーバルリースやスワッグにして部屋に飾るのも、毎年の大きな楽しみ。
新しく植え替えた鉢たちは、根が落ち着くまで、今しばらくは日陰に避難。
ベランダを見渡すと、新しい土に包まれた一鉢一鉢が、さらさらと秋風に揺れている。
木も、花も、ハーブも、それぞれの姿が愛おしい。
厳しい夏を終えた安堵感とともに、じわじわと愛着が込み上げてくる。
まずは、この爽やかな秋のひとときを、この子たちと一緒に存分に楽しみたい。
そして今度は、その後にやってくる冬の厳しい寒さにもしっかり耐えられるように。
一歩ずつ、たくましく根を張ってくれることを願うばかり。
ベランダの隅には、まだ植え替えを待つ植物が3つ。
これからの天気と、だんだんと下がっていく気温と相談しながら、次の土いじりの日をそっと指折り数えている。

小さな暮らしの案内人
