二十四節気 大暑(たいしょ)|歳時記

蓮の花がささやく季節の行方

大暑、一年で最も暑さが厳しくなる季節。

朝の蓮池には、朝一番の蓮の葉の清々しい香りとともに、葉の青々とした香りと花のほのかな甘い香りが混ざり合い、夏の朝ならではの澄んだ空気に包まれます。

蓮は夏の訪れを告げる代表的な存在。蓮(ハス)の花が咲き始めると一気に暑い夏がやって来ます。

実は蓮の花が朝一番に咲くときには、甘い少しスパイシーなエキゾチックな香りも感じることができます。

東洋では「煩悩を払う清らかな香り」、
西洋(エジプト)では「魂を再生させる神秘的な香り」と数千年も前から蓮の香りに魅了され続けてきた。

という一文を読んだことがあります。

日本では仏教的なイメージだが、「美」「生命力」「成長」のシンボルとして世界中で愛され続けているのです。

この季節になると、蓮の花の練り香水やお線香、
オードトワレなどもよく見かけます。

京都では、この時期に食べることができる蓮蒸しの蒸し料理、蓮のジュレの和菓子や水羊羹、蓮茶なども楽しみのひとつなんです。


蓮の花の開花は、夏を告げる季節の風物詩。

蓮の花が静かに咲く朝は、暑さの中にも涼やかな時間を運んできてくれます。

季節の移ろいを感じながら、今年の夏も大切に過ごしていきたいですね。

小さな暮らしの案内人