秋への庭仕事~ローズゼラニウム
やっと猛暑から少し気温が下がり、今日はどんより曇り空。
耳をすませば、ツクツクボウシの声が聞こえてくる。
ベランダに出てふと見ると、大好きなローズゼラニウムの葉っぱが小さくなって、すっかり元気がなくなっている。
暦の上では秋というものの「このままじゃ、まだまだ30度超えのこの時期を超せないかもしれない……」そう思って、
少し季節は早いけれど、思い切って挿し木をすることにした。
親株からそっと切り分けたのは、11本の小さな枝たち。
今は、エアコンの涼しい風が届くリビングの片隅みが、この子たちの臨時の避難所。
土に挿してから、今日でちょうど4日目。

毎日11本の様子をじっと眺めてみるけれど、まだみんながシャキッとしているわけではない。
少しうつむき加減の子もいて、「ちゃんと根っこを出してくれるかな」「お部屋、寒すぎないかな」
と覗き込むたびに、ちょっぴりドキドキしている。
挿し木は、目に見えない土の中のがんばり。
外のうだるような暑さを忘れて、この涼しいお部屋の中で、11本の枝たちは今、一生懸命に新しい命を始めようとしている。
小さいながらもリビングにふわりと広がる、ローズゼラニウムの甘くて爽やかな香り。
それはまるで、小さな枝たちが「がんばっているよ」と言ってくれてるように感じる。
窓の外の厳しい夏が通り過ぎて、心地いい秋の風が吹く頃、
この11本が無事に根付いて、みずみずしい緑の葉っぱを広げ、可愛いお花を咲かせてくれますように。
そんな日を夢見ながら、今日も愛おしい鉢植えをそっと見守っている。
小さな暮らしの案内人
